2023年7月に日銀が修正したイールドカーブ・コントロール
イールド=yield=利回り
イールドカーブ=利回り曲線
イールドカーブってなに
債券の利回りと償還期間との相関性を示す曲線
イールドカーブは複数の債権(国債であれば1年間や5年間の債権などがある)についてグラフ化している
イールドカーブはこの先、金利が上昇するか、低下するかを教えてくれる
イールドカーブの形状種類
順イールド
通常のイールドカーブは右肩上がり
期間が長くなればなるほど、利回り(金利)が高くなる
景気拡大時(金融緩和)にみられる
フラット化
急激な経済成長を抑えるために、金利を上げる時にみられる(米国のような状況)
短期金利が上昇し、長期金利が下落してカーブの角度小さくなること
逆イールド
右肩下がりのイールドカーブ
今後金利が低下し続けるとなれば、長期債の利回りが短期債よりも低くなる
順イールド➡フラット化➡逆イールド
フラット化からさらに短期金利が上昇して、長期金利を上回った状態
景気後退時(金融引き締め)にみられる
スティープ化
フラット化の逆
短期金利が下落して、長期金利の上昇によりカーブの角度が大きくなること
イールドカーブ・コントロールとは
日銀が短期金利と長期金利をコントロールして、景気を刺激する施策
2016年から導入
具体的には
短期金利は、金融機関が日銀に預けているの預金にマイナス0.1%の金利を付ける(=マイナス金利政策、2016年1月)
➡日銀にお金を預けずに、貸出や投資を促す
長期金利は、10年国債の金利がおおむね0%程度となるように国債を買い入れる(=指値買いオペレーション)
➡長期金利の上昇を抑え、資金を借りやすくする
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